魔女の宅急便キキとジジのその後を原作小説からネタバレ！原作との違いは？

1989年に公開された映画『魔女の宅急便』ですが、原作小説があったのをご存知でしょうか？

原作では、キキとトンボのその後のストーリーもしっかりと描かれています。

今回はの記事では、

について簡単にご紹介したいと思います。

　

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【魔女の宅急便】原作は全部で6冊

『魔女の宅急便』は角野栄子さんによる児童文学が原作です。

魔女の宅急便シリーズは、

で構成されています。

原作ではキキの13歳から35歳までが描かれ、キキがお母さんになるまでの様子が描かれています。

ジブリ映画で描かれているのは、原作の1・2巻のほんの最初の部分だけです。

原作を読めば、さらにキキの成長が楽しめますよ。

全シリーズのタイトルはこちら

第1巻『魔女の宅急便』

あらすじ

「ひとり立ち」するためにはじめての街にやってきた13歳の魔女キキと相棒の黒猫ジジ。彼女が懸命に考えて自立するために始めた仕事は、ほうきで空を飛んで荷物を届ける宅急便屋さんでした。ミスしておちこんだりしながらも元気に生きるキキは荷物を運びながら大事なことを発見していきます。相棒の黒猫ジジと喜び悲しみを共にしながら、町の人たちに受け入れられるようになるまでの１年をさわやかに描いた物語。

魔女の宅急便｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

1巻では、キキがひとり立ちするために町で奮闘する様子が描かれています。

1巻では、「あのシーンだ！」と映画を思い浮かべながら楽しむことができます。

第2巻『魔女の宅急便　キキと新しい魔法』

あらすじ

魔女のキキと相棒の黒猫ジジの宅急便屋さんは２年目をむかえ、町の人にもすっかりおなじみになりました。１年前、ひとり立ちしてから、悲しいことやおどろいたこと、わくわくしたことなど、いろんなことがありました。運んだものも、見えるものや見えないものなど、さまざまなものをたくさん運びました。１年をぶじに過ごし、ふるさとの家に里帰りしました。そんなキキに大問題がもちあがり、キキは魔女をやめようか、と悩みます……。

魔女の宅急便 その２｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

2巻では映画になかった内容が盛りだくさんです。

など、ドタバタストーリーが詰め込まれています。

第3巻『魔女の宅急便　キキともうひとりの魔女』

あらすじ

魔女のキキがコリコの町に住むようになって、４回目の春がめぐってきました。キキは16歳になりました。そのもとへケケという12歳の女の子が転がりこんできます。ケケは不思議な力をつかって、宅急便の仕事を横取りしたり、デートの邪魔をしたりして、キキをとまどわせます。自由奔放で小生意気なケケにふりまわされながらもキキは少しずつ変わっていきます。ふたりが反発しあいながらもお互いにとってたいせつなものをもとめて成長していく姿が描かれています。

魔女の宅急便 その３｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

見どころ

3巻では映画に描かれなかった『ケケ』という女の子が登場します。

はっきりとモノを言う性格のケケに、16歳のキキは振り回されててんやわんや。

仕事の横取りにデートの邪魔、キキは嫉妬心や自分の居場所を奪われないか、不安にさいなまれていきます…

キキが自分の嫌な部分を見つめて、悩みながらも成長する姿が描かれています。

第4巻『魔女の宅急便　キキの恋』

あらすじ

17歳になったキキ。とんぼさんへのあわい恋心も、たしかな想いへと育ちはじめていた。遠くの学校に行っているとんぼさんも、夏休みには帰ってくる！ 楽しみにしていたキキのもとに、「山にこもる」と手紙が。とんぼさんと会えないことに落ち着かない気持になってしまったキキは、暗い森に入りこむ。一方、とんぼさんも、キキと同じく自分を見つめ直そうとしていたのだった……。またひとつ結びつきを深めた、ふたりの恋の物語。

魔女の宅急便 その４｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

見どころ

サブタイトルにもあるように、キキの恋が大きく進展します。

17歳のキキが思春期の女の子から大人へと成長する様子が描かれています。

3巻の嫉妬心やもやもやが晴れ、甘酸っぱい恋心が育ってゆきます。

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第5巻『魔女の宅急便　魔法のとまり木』

あらすじ

宅急便の仕事でも経験をつみ、もう新米魔女とはいえない、19歳になったキキ。コリコの町に来てからは６年がたち、たくさんの友人知人もできた。一方、遠くの町にいるとんぼさんとは、まだちょっとすれちがい気味（ジジの恋のほうは順調そうなのだけれど）……。そんなある日、キキの魔法が弱まり、高く空を飛べなくなってしまう。おまけに、ジジとも言葉が通じにくくなって……。キキは、魔女である自分を見つめ直してゆく――。

魔女の宅急便 その５｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

見どころ

キキは19歳になり、新米魔女を応援するお姉さん的立場にまで成長しました。

トンボさんと遠距離恋愛の中、魔女のキキに興味を持つドレスデザイナー・サヤオ。

キキはサヤオに冷たい態度をとっていましたが、サヤオの作るドレスにだんだんと興味を惹かれていきます。

果たして、キキとトンボさんの恋の行方は…？

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第6巻『魔女の宅急便　それぞれの旅立ち』

あらすじ

前作の終わりから15年が過ぎ、キキはとんぼさんと結婚して、ふたごのお母さんになりました。お姉さんのニニと弟のトトはふたごなのに性格は正反対。魔女になれるニニはあまり魔女に興味がなくて、魔女になれないトトは魔女に興味津々です。13歳になって旅立ちのときを迎えるふたごと、キキをはじめおなじみのコリコの町の人たち。それぞれの新たな旅立ちを描きます。

魔女の宅急便 その６｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

見どころ

キキはサヤオとの出会いに揺らがず、キキとトンボさんの恋が実って結婚します。

最終巻では、キキの35歳の様子が描かれています。

キキとトンボさんには双子の子ども、ニニとトトが生まれました。

など、盛りだくさんの内容です。

気になるジジの恋の行方ですが、映画にも登場した白猫リリーと結婚し子どもが生まれました。

【魔女の宅急便】
ジジとリリーの子供たち♡ pic.twitter.com/LPui19AVzg

— ジブリの森 bot (@ziburi_no_mori) July 31, 2013

名前はブブとべべです。

ジジの子どものブブとべべは、キキの子どものニニとトトの持ち猫へと巣立っていきます。

魔女の宅急便には特別編が3冊

魔女の宅急便シリーズは6冊で完結していますが、さらに特別編が3冊あります。

『キキに出会った人びと　魔女の宅急便　特別編その1』

あらすじ

グーチョキパン屋のおソノさんの、幼い日々から波高い青春、キキとの出会いまで。コリコの町長ゲントさんが経験した、奇妙なできごと。謎めいた婦人ヨモギさんの、コリコを去って舞い戻った砂漠での暮らし。大空を自由に飛ぶキキを見上げて、人生を変えた青年。……「魔女の宅急便」シリーズに登場する多彩な脇役たちや、名もないコリコの住人たちが語る、物語の裏の物語。それぞれの人生を彩る不思議と魔法、そしてキキの面影。

キキに出会った人びと｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

見どころ

おソノさんの子ども時代からキキに出会うまでが描かれています。

チョコレート屋さんでの失恋、おソノさんの切ない過去が描かれています。

『キキとジジ　魔女の宅急便　特別編その2』

あらすじ

人間の男の人オキノさんと、魔女のコキリさんのあいだに生まれた女の子、キキ。将来、魔女として活躍するキキが、赤ちゃんから10歳の女の子に成長していくまでを、黒猫の相棒ジジとの関わりを中心に描きます。魔女の娘として育ったキキは、どのように、魔女になる決意をするのでしょう。はたしてジジは「魔女猫」になれるのでしょうか。

キキとジジ｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

見どころ

キキの赤ちゃん時代から10歳の女の子に成長するまでの物語です。

キキとジジの出会いやジジの魔女猫になるまでの葛藤。

キキのことが大好きなジジの様子が描かれています。

『ケケと半分魔女　魔女の宅急便　特別編その3』

あらすじ

本編第３巻に登場したケケが大人になって物語を書き上げました。タイトルは「半分魔女―もうひとつのものがたり」。主人公のタタは４歳で母親を亡くし、いつも自分は“半分”だと心もとなく思っている女の子です。周囲に反抗ばかりしていた十代のある夜、タタは屋根裏部屋で母親が残した〈おわりのとびら〉という本を手にし、そこに書かれていた奇妙な言葉にひとり旅立つことを決意します。それは、“半分を探す旅”でもありました。

ケケと半分魔女｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

3巻に登場したケケが大人になって物語を書きあげました。

ケケの分身のような少女、タタの物語です。

母を早くに亡くしたタタの境遇と作者ケケの境遇が重なり、不思議な家出の物語が始まります。

映画と原作の違いは？

映画と原作の違いは大きく分けて2つです。

映画と原作の違い①キキの引き受けた仕事

キキ
「ジジ　わたし　この町気に入ったわ」

少しずつキキが本来の明るさ😊を取り戻すこのシーン。ほうきで飛ぶ様子も楽しそうですね✨#魔女の宅急便 #キキ #ジジ #ジブリ #宮崎駿 #金ロー pic.twitter.com/WiX0TMLBSj

— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) March 27, 2020

映画と原作の違い1つ目は、「キキの引き受けた仕事内容」です。

映画は原作の1・2巻を描いていますが、原作の内容すべてを描いたわけではありません。

たとえば、

など映画には出てこないエピソードがあります。

映画と原作の違い②ジジが喋れなくなる

ジジ
「チェッチェッ　気どってやんの！」#魔女の宅急便 #キキ #ジジ #ジブリ #宮崎駿 #金ロー#おちこんだりもしたけれど私はげんきです pic.twitter.com/YefQUwsXOP

— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) March 27, 2020

映画と原作の違い2つ目は、「ジジが喋れなくなるシーン」です。

原作では、

ジジが突然喋れなくなってしまうエピソードはない

のです。

映画をみて「キキとジジはもう喋ることはないのかな…」と思っていたファンの方には驚きですね。

また、原作の5巻では、キキとジジの言葉が通じにくくなっている様子が描かれています。

映画では、原作5巻の内容も含まれて描かれているのかもしれません。

　

ジジが突然、喋れなくなる理由について気になる方はこちら↓

まとめ

今回の記事では、

についてご紹介しました。

映画と原作では様々な違いやキキの今後が見られて面白いですね。

ぜひ、原作を含めて『魔女の宅急便』シリーズを楽しみましょう。

　

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