魔女の宅急便ジジの話せない理由・最後のセリフは?喋らない訳6つを原作から考察!

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引用元:魔女の宅急便 – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

スタジオジブリ作品の名作の1つ『魔女の宅急便』に登場する黒猫のジジ。

魔女見習いのキキと黒猫のジジの軽快なやり取りは作品が人気である理由の1つです。

そんな黒猫のジジですが、ある日を境に人間の言葉を喋らなくなります

今回の記事では、

  • ジジの最後のセリフは?
  • 黒猫のジジが喋らなくなった理由6選
  • 宮崎駿監督の見解

について迫ります。

目次

ジジの最後のセリフ

ジジの人間の言葉でしゃべる最後のセリフは、

「リリーっていうの。今行く」

という言葉です。

近所に住んでいた白猫のリリーと仲良くなったジジがキキにガールフレンドを紹介したシーンです。

このセリフ以降、ジジは人間の言葉を一切、喋らなくなります。

さくら

ジジが突然、人間の言葉を喋らなくなった理由が気になります。

ジジが話せなくなった理由6選

なぜ、ジジは人間の言葉が話せなくなったのでしょうか?

ジジが話せなくなった理由として様々な憶測が上がっています。

さくら

6つの考察がたてられています。

  • キキの魔力が弱まっていたから
  • キキが恋をしたから
  • ジジが恋をしたから
  • ジジが猫として生きていくことを選んだから
  • キキが大人になったから
  • ジジは元々、話ができないキキの心の声だったから

理由①キキの魔力が弱まっていたから

ジジが話せなくなった1つ目の理由は「キキの魔力が弱まっていたから」という説です。

キキはある日、突然ホウキで飛べなくなってしまいます。

キキがホウキで飛べなくなったのと同じようなタイミングでジジとも喋れなくなりました。

このことから、キキの魔力が弱まったからジジが話せなくなったのでは?と言われています。

さくら

では、なぜキキの魔力が弱まったのでしょうか?

理由②キキが恋をしたから

ジジが話せなくなった2つ目の理由は「キキが恋をしたから」という説です。

キキは1人前の魔女になるために訪れた街でトンボという少年に出会います。

最初はしつこい男の子という印象でしたが、だんだんと心を惹かれキキはトンボに恋をします

キキがトンボに恋をしたタイミングで、ホウキで飛ぶことができなくなっていきます。

さくら

キキが恋をすることで魔力が弱まり、ジジと話せなくなってしまったということですね。

理由③ジジが恋したから

ジジが話せなくなった3つ目の理由は「ジジが恋をしたから」という説です。

ジジはキキが恋をしたのと近い時期に、近所に住んでいた白猫リリーに恋しています。

ジジの人間の言葉でしゃべる最後のセリフは、

「リリーっていうの。今行く」

というセリフです。

近所に住んでいた白猫のリリーと仲良くなったジジがキキにガールフレンドを紹介したシーンです。

ジジが1匹の猫として恋をしたことから、魔女の黒猫として離れていったからではないか、という考察です。

理由④ジジが猫として生きていくことを選んだから

ジジが話せなくなった4つ目の理由は「ジジが猫として生きていくことを選んだから」という説です。

ジジは白猫のリリーに恋をしています。

魔女のキキの相棒としてではなく、

1匹の猫として生きることを選んだから話さなくなったのではないか

という考察です。

キキとジジがそれぞれ恋に落ち、成長して自分が選んだ道を進むために話さなくなったのでは、と考えられています。

理由⑤キキが大人になったから

ジジが話せなくなった5つ目の理由は「キキが大人になったから」という説です。

『魔女の宅急便』のテーマは、

思春期での成長過程を描く

ストーリーです。

キキは1人前の魔女を目指して恋をし、大人へ成長しました。

ジジはキキの幼いころからの相棒で、キキを今まで見守り、サポートしてきました。

けれど、ジジはキキの成長を経てキキのサポートをする必要がなくなりました

ジジは「キキのサポートの役目を終えたから話さなくなったのはないか」という考察です。

理由⑥ジジはもとから話せず、キキの心の声だったから

ジジが話せなくなった6つ目の理由は「ジジはもとから話ができないキキの心の声だったから」という説です。

ジジの話している人間の言葉は、

キキが実際にそう感じているだけで、ジジが実際に話しているわけではない

ということです。

さくら

ジジはふつうのねこ説ですね。

キキは思春期の複雑な気持ちを整理するために、もう1人の自分に話しかけています

もう1人の自分の声をジジが人間の言葉を話している定としておしゃべりしていたという考察です。

言い換えれば、

ジジはキキの心の中を表した「イマジナリーフレンド」

とも言えますね。

キキの目標は1人前の魔女になることです。

つまり、

  • ジジと会話をしなくても自分で解決できるようになった

ということは、キキが大人に成長し、イマジナリーフレンドのジジの声が聞こえなくなったと考えられます。

宮崎駿監督の見解は、「キキが変わったから」

宮崎駿監督はトークショーで、

ジジの声が聞こえなくなったのは、ジジが変わったからではなく、キキが変わったから

ジジの声は元々がキキ自身の声であって、キキの成長に合わせてジジの声が必要なくなった

と答えています。

宮崎駿監督の、

ジジの声はキキの声

という言葉がとても的確で分かりやすいですね。

つまり、キキは空想上の友達としてジジと話していたということです。

さくら

ジジが「人間の言葉を喋れなくなった」のではなく、「もともと喋っていなかった」という事実に驚きです。

また本来、キキとジジの声のキャスティングは同じにする予定だったそうです。

もし、同じ声のキャスティングだったら「ジジはキキの心の声」説がより広まりそうですね。

キキとジジは喋れないままなの?原作は?

引用元:魔女の宅急便 – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

では、成長したキキはもう2度とジジと喋ることはないのでしょうか?

さくら

キキの成長は嬉しいけれど、ジジと話せなくなるのは寂しいですよね…

結論を言うと原作では、

ジジは以前と同じように人の言葉をしゃべり、キキが結婚するまで親友として一緒にいる

様子が描かれています。

さくら

キキとジジ好きにとって、いつでも2人が喋れる関係にあるのは嬉しいですね。

映画『魔女の宅急便』ではキキの13歳までしか分かりませんが、原作はキキの35歳までが記されています。

ジジも18匹の子猫のお父さんになりました。

映画は「思春期」をテーマにしているため、キキの成長を描くためにジジが喋らないシーンが描かれました。

けれど、成長しても自分の心の中の声がすべて消えるということはありませんよね。

だから、キキが成長したとしても

原作でキキとジジはお喋りをして親友であり続ける

という考察がたてられます。

 

映画のラストで、

もうキキとジジは話すことがないのか…

キキの成長は喜ばしい反面、2人のやり取りが見られないのは寂しい

と感じた方には、ぜひ原作を読んでホッとしていただきたいです。

スタジオジブリ作品は2時間にぎゅっと詰め込んでいる反面、解釈が難しいシーンもあります。

映画と原作を比べえると、謎が解決したりより理解が深まったりしますね。

ぜひ、原作を読んで映画では描かれなかったキキとジジの人生をその目でお確かめください。

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